マネジメントには欠かせない!?人数ではなくアクティブな人数を追う思考

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「人数が多いに越したことはないけど、人数が多けりゃいいってもんじゃない」

 

仰るとおりです。人数によって解決できる問題もあれば、質で解決できる問題もあり、量と質どっちが大事かを決めることは不可能です。

 

でも、この問題、世のマネジメント経験者は必ずぶつかりますよね?

大企業では40代になると課長や部長になる人になり、否が応でもマネジメントをしなければいけなくなります。

ベンチャー企業だと、20代でマネジメントということもざらにあります。

 

そこで、今回は、全てのマネジメント担当者に向けて、「人数」ではなく「アクティブな人数」の重要性を説いていきます。

 

 

 

なぜアクティブな人数が必要なの?

 

僕の現在の取り組みを例に、説明していきます。

会社で登録制のインターンシップを実施しており、わずか1か月で30名近くの学生が集まっております。

一人ひとり面談し、登録としているため、インターンの内容に共感してくれて活躍してくれるだろう。

そう信じて一人ひとり採用しているのです。

 

このインターンは学生3名で一人の社長のもとへ取材に行き、記事を執筆するというもの。

つまり、1回の取材で3名の学生をアサインする必要があるのです。

 

学生は学業が本分なので、「授業を優先してください」と伝えています。

したがって、授業が入っていない学生しか取材に入れないわけです。

 

だから、どのぐらい学生が空いているかをあらかじめ予測しながら、お客様と日程調整をしているんです。

それを可能にするために、学生には面談時に時間割を全て開示してもらっています。

 

なので、誰が来れそうかある程度予測はできるのですが、日程が確定したあとに大きな問題があるのです。

 

それは、「その学生がアクティブかどうか」ということです。

要するに、「やる気があるかどうか」ということです。

 

連絡しても返事が遅い、ましてや返事がないこともざらにあります。

レスポンスの早さはやる気の表れと考えているので、結構顕著に傾向が出ています。

(送ったらすぐ返せ、という意味ではなく、読んだらすぐ返せ、という意味です。)

 

もし、3名の学生に声をかけて、3名とも連絡がなかったらどうしますか?

お客様にお断りするわけにもいかないので、なんとしても学生を集めるしかないでしょう。

 

逆に、学生3名がすぐ決まることもあります。

そういうときは、必ずといっていいほどアクティブな3名が揃うのです。

 

ここで僕は学びました。

必要なのは学生の人数ではなく、アクティブな人数であると。

 

何を考慮しなきゃいけないの?

 

皆さんにおいても、同じ悩みを抱える人もいるでしょう。

人数はいるのに人がいない状況。

 

それは、アクティブかどうかを考慮していないからでしょう。

 

「数の暴力」という言葉があるように、人数が多ければ確かに力を発揮するかもしれませんが、その一人ひとりが力を発揮してくれるかは別問題。

ドーナツをいくら集めたって、その集合は隙間が多いことでしょう。

 

だから、意識しなれけばいけないのは、「全体のうち、アクティブな割合はどのぐらいだろう?」ということです。

 

2:6:2の法則があるように、全員が100%のパフォーマンスを発揮してくれるとは限りません。

だから、誰がどのくらいアクティブなのかを把握する必要があるでしょう。

 

どうやって把握しているの?

 

僕は、一旦観察しています。

取材への参加頻度やレスポンスの速さ、その人にとってのインターンの必要性など、指標とするものは様々です。

 

しばらくコンタクトを取って、「どのくらいコミットしたいのかな?」というのを見極めて、コミットメントを三段階で評価しているのです。

 

この指標はそれぞれ決めていいですし、評価もそれぞれの方法でいいでしょう。

 

ですが、大事なのは「アクティブな人数」を把握することなので、何らかの評価方法は必ず設けましょう。

 

少しでも参考になったでしょうか?

「どのくらいがアクティブなの?」という視点を持ってマネジメントしていきましょう。